太陽光発電の課題と将来性

再生可能エネルギーの大本命として挙げられることの多い太陽光発電ですが、既に日本でも、原発事故の後の電力会社(電力事業者)による買い取り義務化と高価買い取りにより爆発的に普及しています。しかしながら、供給の不安定性から接続を拒否する電力会社が出て来たり、買い取り単価の引き下げなどを理由として、その伸びは鈍化しているとも言えるでしょう。一方で、供給の不安定性とは、発電量の少なさではなく、ピークの発電量がかなり増大したために起きる問題であって、その観点から見ても、太陽光発電の存在感が大きくなっていることは否定出来ません。

さて、太陽光発電においては、太陽が照る間に発電量が増大し、日照がない夜間等にはなくなるという「極端さ=不安定さ」が問題となっていますが、基本的に夏場の電力需要のピークを考えれば、太陽光の発電量が増えることは、電力需要も増えている時間帯と重なっていますので、この点においては問題がないと言えます。ただ、夜間に全く発電が出来ない以上、そこは現状のところ火力発電などで補完する必要があり、発電量の減る冬場の需要なども考慮すると、やはりまだまだ課題が多いと言えるのではないでしょうか。

その解決方法としては、蓄電池の改良と揚水発電の普及、水素生成などが挙げられています。蓄電池は文字通り、太陽光発電で発電した電気を電池に蓄えておくことで、発電がない時間帯にも安定供給しようというものです。課題としては、蓄電池技術がまだ途上にあり、出力の問題や劣化しやすさの問題が解決されていないことです。ただ、産学連携して急速に技術革新が進んでいますので、将来的には大いに貢献してくれる可能性があります。

次に揚水発電ですが、これは昼間に太陽光発電で出来た電力を利用し、高いところに水を汲み上げておいて、夜間に下に流して水力発電と同様に発電するというものです。こちらも発電の安定につながりますが、用地や建設費用と言う問題があります。

最後に水素生成ですが、これは太陽光発電で出来た電力を用いて、水を電気分解して水素を生成し、その水素をエネルギーとして燃料電池で発電するものです。こちらも昼間に太陽光で発電した電力を利用しますので安定供給につながります。問題としては水素生成の効率がまだ低いことがあります。

このように、未だに課題は多いものの、その解決に向けた技術革新のスピードはかなり上がっており、将来的には、太陽光発電のデメリットである不安定さの解消には十分可能性があるはずです。太陽光発電の将来性はまだまだ明るいモノと言って良いのではないでしょうか。

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